“Water Dragon”蒸留施設について
Distillery “Water Dragon”
築97年、大正時代の耐震建築手法「看板建築」の技術で建てられた洋品店跡をリノベーション。
日本では非常に珍しい「バーボンスタイルウイスキー」をメインとして、スピリッツ・焼酎の蒸留を行う施設です。
1F
蒸留施設
蒸留機
蒸留機はその形状が酒質に大きく影響を与えます。私たちは理想の酒質を手に入れるために手描きのラフ案からスタートし、ドイツのアーノルド・ホルスタイン社と共に蒸留機を製造しました。大きな特徴は3種の酒類(ウイスキー、ジン、単式蒸留焼酎)をつくることが出来ることです。
蒸留機自体はポットスチル、清留塔、ボタニカルトレーの3種の機材の組み合わせです。ポットスチルは素材の風味を最大限引き出すことを主眼に設計されています。幅広且つ低重心な形状、そして下向きのラインアームが特徴で、多様な酒質をつくりだすべくラインアームは可変できる仕様です。
清留塔は12段、これを駆使し風味豊かな酒質に更にオリジナルな工夫を施します。ボタニカルトレーの活用により、ジン等のスピリッツ製造時にはヴェイパーエクストラクションも可能です。
三島の水
私たちの蒸留所は自然に恵まれた三島市の、中でも「伊豆国一宮」として長い歴史を持つ三嶋大社の参道沿いに位置しています。その水は厚生労働省指定の“おいしい水”や環境省指定の“名水百選”、国土交通省選定の”水の郷百選”にも選ばれる名水です。
街のいたるところに清らかな富士山の伏流水が湧き出ていますが、私たちの仕込み水もその伏流水です。水質は硬度56の軟水、とても柔らかく澄み切った味わいが特徴です。
アメリカのバーボンウイスキー製造に使われる”ライムストーンウォーター”は硬水としてよく知られていますが、三島の軟水でのウイスキーづくりこそ、私たちが新たに標榜するJapanese “Bourbon Whiskey”Styleの象徴と言えるものです。
自社水源の井戸水は、年間を通じて水温が18度と一定に保たれているため、仕込み水としてはもちろん、発酵中および蒸留中の冷却水としても重宝しています。街と富士山の恵みともいえるこの水と共に、私たちのスピリッツを三島から世界に届けていきます。
Distillery Water Dragon(三島市) | ライムストーンウォーター | |
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硬度 | 56mg/L | 300~350mg/L |
pH | 7.3 | 7.0以上 |
2F
Community Floor「Live」
Distillery Water Dragonを象徴する二匹の龍の内の一匹の天井画が象徴的なフロアです。
雄の命を救うために、文字通り「生命の水」を残して天に昇って行った雌の龍からフロア名を「Live(ライブ)」と名付けました。
12段ある精留塔の最上段を見ることが出来、交換式のラインアームや、その他Water Dragon,Water Gateにまつわる様々な展示があります。
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- Water Dragon
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築97年、大正時代の耐震建築手法「看板建築」の技術で建てられた洋品店跡をリノベーション。日本では非常に珍しい「バーボンスタイルウイスキー」をメインとして、スピリッツ・焼酎の蒸留を行う施設です。
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- Water Gate
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